鋸山縦走

Nokogiri-yama mountainering


Specialty Coffee, Craft Beer & SOTOCHIKU Showroom

パクチー銀行内のカフェで飲める、すべてのコーヒー豆は鋸山を縦走して運搬されています。

そして、鋸山登山口に位置するパクチー銀行は、鋸山縦走チャレンジをするすべてのランナーとハイカーを応援します。ルートや装備など、何でもご相談ください。

パクチー銀行・頭取の佐谷恭は、世田谷と鋸南の2拠点生活をしています。通勤はいつも、久里浜港から金谷港までの船を利用し、そのまま鋸山を縦走して保田へ抜けるのです。コーヒー豆は、世田谷の中南米コーヒー豆専門店「カフェテナンゴ」と金谷にある「香豆珈琲」の2箇所から調達しています。それらを運搬するのが頭取の重要な仕事の一つです。

なぜ通勤で船を使うのか。それは単に船旅が好きだからです。そのルートで鋸南に入ることをよくオススメしますが、みな口を揃えて「非日常感がたまらない」と言います。僕はそうした非日常感とか旅を、日々の営みに変換したいと常に考え続けています。

なぜ通勤で鋸山を縦走するのか。直接的な理由は、アホみたいな話なので興味ある人はこちらをご覧ください。頭取は、パクチーハウス東京というレストランを開いて数年後、いわゆるビール腹になってしまいました。ウォーキングをしたりジムに会費を払ったりしましたが、全く効果なし。忌み嫌うように完全否定していたランニングにとあるきっかけでトライしてみたら、実は性分にあっていたようで継続することになりました。朝ラン&ビールの会を立ち上げたり、メドックマラソンという仏ボルドーで開催されている“ワインを飲みながら走るフルマラソン”に毎年参加するという、文字通り酔狂なやり方ではありますが。

それまで否定していた世界に入り込んでみると、おかしなお友達にたくさん出会いました。サハラマラソン(砂漠を約250km走る“世界一過酷”とされるレース)を完走したり、北極マラソンのアジアチャンピオンになれたのは彼らのおかげです。元々旅は好きですが、1人で旅するには困難な極地を訪れる機会を持ったことで、視野も飛躍的に広がったと感じています。

鋸南に来て、鋸山を訪ねるチャンスがたくさんできました。友人の案内のほか、ランニングやウォーキングの際も鋸山に行くことが多いです。気づけば年間100回以上にまでなっています。そして、鋸山に、地元の人でも知らない人が多い、心安らぐ絶景ポイントを見つけました。そのポイント「鋸山照前(てるまえ)展望台」に1人でも多くの人に訪ねてほしいと思い、鋸山縦走チャレンジというイベントを作りました。

その結果できたのが、鋸山縦走センターです。保田の鋸南エアルポルトに本部を置き、鋸山の反対側にある香豆珈琲に金谷支部があります。パクチー銀行は鋸山縦走相談所という位置付けです。鋸山登山をする人たちの憩いの場となるよう、快適な空間づくりを目指しています。また、香豆珈琲特製の照前ブレンドを、香豆珈琲とパクチー銀行(SOTOCHIKU & 89 unLtd.)でご賞味いただけます。